伊吹山ヒルクライム顛末記、僕らの定番、蕎麦、風呂、名水

近所の回転寿司に食べに行きました。
値引きのキャンペーン中で、いつもなら店の外まで行列ができてたりするんですが。
新型インフルエンザのせいか、店内はがら空きで。



よこみちがインタフォンでハマチを注文すると、あいにく品切れで、代わりに何か頼もうと考えていると。



「かぼちゃ!」



ニタローが、店内に響き渡る大きな声で注文しました。



Shall we 平凡?
よこみちです。



ヤマ場を過ぎてからが異様に長い、よこみちレポート。
伊吹山ヒルクライム顛末記、いよいよ最終話です。



レース終了後、下山するよこみちとmark-naの前に現れたのは、停滞する自転車の一団。
オレンジ色の棒を振りながら、スタッフが近付く。



「はいちょっと左車線に入って待っててくださーい。
もうすぐ実業団がスタートしまぁす」



おっと、間に合わんかったか。
それまでには下山できると思ってたのに。



「でも逆にラッキーかもよ。
実業団の選手を間近で見れて」



それもそうか。
せっかくだし、観戦も楽しもう。



しばらく待っていると、前の方から歓声が。
実業団の選手が来たみたいだ。



多少の傾斜もものともせず、かなりのスピードで目の前を通り過ぎる選手の一団。



足の筋肉なんて、もうムッキムキで。



ここまでくると、よこみちのしているお遊戯的サイクリングとは別のスポーツ。



その一団が通り過ぎ、しばらくするとまたもう一組が通過。



実業団の選手も、何度かに分けてスタートするようだ。



今度も、あっという間に大集団が通り過ぎ。
いったいいつまで続くんかな、と少し不安に思っていたら。



前方から、さっきより大きな歓声が。



選手の一団が近付き、歓声が大きくなった訳が分かる。



女子の部だ。



へたをすればよこみちよりたくましい女子たちが、われ先にとペダルを漕ぐ。



くだり損ねた自転車乗りたちのひときわ大きな声援を受けて、最後尾が通り過ぎる。



停滞していた下りの自転車の列が動き始める。
どうやら、実業団の選手はいまので全て通過したらしい。



いやぁ、思いがけず特等席で観戦できたね。
さぁ、もう少し頑張って下山してしまおう。



地面を蹴り、自転車を進めるよこみちの前に、見覚えのある料金所が。



なんだ、スタート地点の目の前で待たされてたのかよ!



ともかく無事下山も済み、車を停めた会場まで戻ったよこみちとmark-na。
もうすでに、広い駐車場は閑散としていた。



さぁ、ひとまずメシだメシ。



「近くに、ジョイ伊吹、って温泉があるから、そこ行ったら何か食べるとこもあるんちゃうかな?」



おー、お風呂良いねぇ。



手際良く自転車をバラし、車に乗り込む二人。



道中、泉神社というところに湧き水があるらしいのでそこに立ち寄り、名水を汲もう、という話に。



多少道に迷いながらたどり着いた泉神社。
境内は石段を上ったところにあり、その石段の手前にある東屋のようなところに人が集まっている。



湧き水、というよりは水汲み場といった感じで。
真ん中に丸いテーブル状の円柱があり、側面から10本ほどホースが出ていて。
そのホースからは、惜し気もなく水が流れ続けている。



なかには、業者か何かなのだろうか、2人組で山ほどあるペットボトルに黙々と水を汲む人もいて、ちょっとげんなりしつつ。



ちょっと失礼して。



ごくり。



水は、冷たくて。



透き通ってて、やさしい味。



んー、確かに大量に持ちかえろうとする人がいるのも頷ける。



よこみちたちも、小さいペットボトルに水を汲んで、と。



泉神社をあとにして、ジョイ伊吹に向かったものの。
正確な位置が分からない。



迷いつつ進むと、道の駅に着いた。
となりに、お蕎麦屋さんもある。



お、良いやん。
オソバ食べてこう。



ビバ行き当たりばったり。



店に入ると、土産物が並んでいる。



…あれ?
ここで食べれないの?



店の人に聞くと、奥に食べるところがあるとのこと。
何だ、びっくりした。



mark-naと出かけると、毎回蕎麦を食べてるような、などと考えてるうちに注文した蕎麦が出てきて。



ぞぞぞっ



んー、んまーい。



蕎麦を堪能したのち、店員さんにジョイ伊吹までの道順も訊き、道の駅を後にする。



特に面白エピソードもないので、ちょっと急ぎ足でレポートしてます。



蕎麦屋の店員さんが丁寧に教えてくれたおかげで、無事にジョイ伊吹へと到着。



今日いちにちの疲れをいやすべく、早速浴場へ。



あれ?
思ったより狭いぞ。



小さめの浴槽が、屋内に2つと、屋外に1つ。
しかも、シャワーの数も少なく先客がいるため、仕方なく屋外のシャワーを使うよこみちとmark-na。
4月とはいえ、まだ肌寒い。



うーん、締めの銭湯にしてはちょっと物足りないぞ、などと思いながらも、しっかり湯ぶねに浸かって。



あー、長い一日だった。



残り500mで足がつったのも、悔しいけど良い経験になった、などと湯煙のなか感慨に耽るよこみちなのであった。



伊吹山ヒルクライム顛末記、完。



追記。
後日ネットで公表されたよこみちのタイムは、2時間弱でした。



…遅っ!



さらに追記。
ジョイ伊吹の浴場が狭かったのは、大浴場と小浴場が日替わりで男湯女湯入れ替わるため。
がっかりしたくなければ曜日を調べてから行きましょう。