孤独感と絶望感と焦燥感を各大さじ2杯
仕事柄、生傷の絶えないよこみち。
先日も手の甲に3cm弱の傷をつくって帰ったところ、カミさんがなぜか嬉しそうに見慣れないモノを出してきました。
【キズパワーパッド】
ガーゼが付いてない絆創膏。
かさぶたの代わりみたいな働きで、キズが治るのを早めるらしいんですが。
指先用てので、ちょっと小さい。
まぁ傷口は隠れるから大丈夫だろうと思って貼ってみました。
…ダメでした。
傷口から出る液体をため込んで、水ぶくれみたいにするらしいんですが、いかんせん汁が出すぎてるみたいで。
パンパンに膨らんで、ついに決壊。
ねばねばする淡いピンクの液体が。
のぅ!
しかもこの絆創膏、最大5日間貼り続けて大丈夫なんだけど、決壊しちゃうとダメらしい。
尿!
800円で6枚しか入ってないのに!
ただいま3枚目が決壊しました(涙)
さて、お待ちかね(誰が?)よこみちの富士登山ログ略して富ログ(あ、また戻った)、今日も機嫌良くまいりましょう。
ざっし、ざっし。
軽快に砂利道を下りてゆくよこみちとmark-na。
見る見るうちに宝永山が近付く。
道は、宝永山の左をかすめてまだずっと続いている。
左に、朽ちた山小屋のあとがある。
ざっし、ざっし。
山小屋の廃墟も、急速に近づいて。
ざっし、ざっし。
立ち止まらずに通り過ぎるふたり。
どれくらい歩いただろう。
気が付くと宝永山の頂上と同じ高さまで下りていて、その山頂までほぼ水平に稜線が伸びている。
分岐点があって、標識には宝永山の文字。
とてもじゃないけど、立ち寄る余裕はない。
無言で通り過ぎるよこみちとmark-na。
ざっし、ざっし。
みるみる宝永山は高くそびえる。
今までの登山道より、段違いに速い。
左側のロープに沿って、100mくらいの間隔で白い電柱のようなものがたってる。
それが、ずっと向こうまで続いて。
大きく左にカーブして、その先で斜面の勾配が急になっているらしく、カーブの向こうは見えない。
どこまでも続く荒野。
ここホントに日本か?
つーか、地図にはもっと短い所要時間が書いてあったよね。
いくら歩いてるとはいえ。
何時間かかんねん、これ。
肉体的よりも、むしろ精神的にこたえてきたよこみちだった。