火口ってぇのは存外おっきいねぇ

ここ数日、ぱっとしない天気ですね。
極端な豪雨が多いのは、やっぱり温暖化の影響でしょうか。



【ココナッツピリオド】
温暖化を食い止める、という一風変わった内容の漫画。
電気代の、使えば使うほど安くなるという料金体系がCO2排出量の増加につながる、というのは目からウロコが落ちる思い。
CO2排出量の割合は、一般家庭からよりも大きな工場からのほうが多く出している。
だから、エコバッグくらいじゃ実際のところ問題の解決にはなんない。



なるほど。
でも、より多くの人が関心を持つことによって、そういった大きなことも変えていけるかも知れない。
たとえば、大きな企業とかのCO2排出量ランキングみたいなのを公表すれば、それだけで大きく変わりそうだけど。



だから、エコバッグを持ったから、アイドリングストップしたからもう自分は温暖化防止に一役買った、と満足するんじゃなくて。
つねに問題意識を持ち続けることこそが重要だと、よこみちは思います。



はい、熱くなりすぎました。
ひいちゃった人も、ちょっとこっち戻っといで。



はい、問題意識の欠けらも見当たらない、ゆるゆるの富士山紀行。
はっじまっるよ〜。
(体操のお兄さん風)






Tチャンと別れ、mark-naとよこみちは東に向かって歩きだす。
山小屋を過ぎると、火口が見えた。
ぎりぎりまで近寄れる下りの斜面があるので、おそるおそる近づいてみる。
ここで転んだら、火口まで真っ逆さまだ。
慎重に砂利の斜面を下りてみると。






火口をはさんでちょうど向かい側、ひときわ高い峰が見える。



剣ケ峰だ。



あれが正真正銘、富士山頂。
気象観測所が、まるで要塞のよう。
ただ、今回はそこまで行かずに手前の下山道におりていくんだけど。



その手前のぽっかりと口を開けた火口も、どうにも大きさが把握できないくらいのスケール。
何メートルくらいの深さなんかな?
絶壁で囲まれたアリ地獄のようなその穴に落ちれば、到底自力ではあがってこれない。
それ以前に、無傷では済まないな。



火口の中には、雪が残っている。



あ、そういやまだ半袖のままだ。
山頂の方は寒いって聞いてたわりに、大したことないや。
ちょうどお昼くらいやからかな。



火口のふちから、山小屋の方へ引き返す。



山小屋のすぐ近くに、小高い岩山があるのでそこに登ってみる。
たぶん、今回の富士登山での最高地点だ。
踏んでおこう。



ムギュ




小さな鳥居が、かなり傾いてるけど辛うじて立っている。
その鳥居の木の割れ目に、小銭がいっぱい刺さっている。



なんか、朽ち具合が恐ぇえな。



ふと山小屋の方を振りかえると。






うわ、すげ。



山小屋が、まさに空中都市にみえる。
マチュピチュみたいだ。



なんか、感動するね。



さて、行きますか。



またいったん山小屋の方へひきかえして、今度はお鉢巡りの細い道へと進んでゆくんだけど、そのまえに。
オシッコ行っとこう。



ここは、チップ制じゃなくて200円って書いてある。
むぅ、高いけど致し方ないな。



あきらめてトイレの小さな建物に入ると。
入って目の前に小さな窓があって、誰か居る。



番台!?



中のお兄さんに200円渡して、…って、お兄さんの人件費考えたらちょっとおかしくないか?



も〜、しょうがないねぇ。



すっきりしたのかしないのか、mark-naとよこみちは東へと出発するのであった。