初山小屋
昨日の夜、下の子が熱を出してぐったりしてました。
夏風邪、やね。
来週の天文台、行けるかな?
さてさて、よこみちの富士山レポート、ようやく一日目の行程は終わり。
あとは明日に備えて休むだけなんですが…。
ようやく辿り着いた山小屋のなかに入ると、
「お疲れさまです」
山小屋のお兄さんが、にこやかに迎えてくれた。
「予約してたmark-naです」
「どうぞこちらに。靴はこれにお入れください」
山小屋に入ったところは土間になってて、一段あがった板間が左にある。
板間はだいたい10帖くらいで、上敷が敷いてある。
その、一段あがった板間に腰掛けて、靴を脱ぐよこみちとmark-na。
ふう、登山靴を脱いだときの、この解放感といったら!
板間のいっかくに案内されたよこみちとmark-na。
ザックをおろして、ひと息ついていると。
「寝てらっしゃるお客さんもいますので、静かにお願いします」
あ、はい。
見渡しても、10帖の板間には布団も敷かれていない。
よこみち達のほかには、3〜4人のグループが2〜3組いるだけ。
あれ?
なんか聞いてたイメージとえらい違うな。
登山客同士が頭と足をてれこにして、ぎゅうぎゅう詰めで雑魚寝、て思ってた。
てれこにするのは最近やめになったけど、布団一枚あたり2人寝る、て聞いていたのに。
何この宿泊客の少なさ。
「トイレはチップ制になってまして、100円くらいお願いします。
宿泊されてるお客さまは、一回チップ入れていただいたら、何回お使いいただいても結構です」
あ、はい。
「じゃ、お食事お持ちしますんで、少々お待ちください」
はい、お願いします。
わーい、ごはんだ。
さすがに腰が痛むので、座ったままでしばらくストレッチしていると、さっきのお兄さんがトレイを持ってきた。
うわ、ハンバーグだ。
夢中でハンバーグを貪る30歳男子。
んまい!
疲れた体に、味噌汁が染みわたる。
はぁあ、ごちそうさま。
食器が使い捨てなのも、水が貴重な富士山ではある意味エコなのかな、などとふと考えたよこみちだった。