初顔合わせ
さてさて、富士山に行った当の本人よりも富士山に行った気にさせる、無駄なところにこまかい富士山レポート、今日も一緒に登っていきましょう。
(とはいっても、まだ登るところまでいってないけど)
広場で準備体操をするよこみち。
広場の端に、何頭か馬がつながれていることに気付いた。
はく製?
いや、動いてるな。
サラブレッドみたいな細い足でなく、がっしりと頑丈そうな足。
鞍がついてる。
へぇ、乗れるんだ。
鳥取砂丘のラクダみたいに、しばらくのって戻ってきてハイ終わり、みたいなのかな?
それにしても、山に馬、って場違いな気もするけど。
まぁ良いや、出発出発。
馬を横目にみながら、登山口へと近づくよこみちとmark-na。
ついに富士山が姿を現した。
でけぇ。
見上げた斜面には、低い黄緑色の草が生えていて、上の方は赤い地面が続いてる。
富士山って、赤いんだ。
ほら、よく見かける富士山の写真はたいがい遠くから撮ってあって、だいたいの写真は青白くみえるから、てっちり青黒い岩肌なんだと思ってた。
遠くから見るのと近くまで来て見るのでは、こうも違うものなのか。
よこみちの想像していた富士山とはあまりにもかけ離た山が、よこみち達の前に悠然と立ちふさがっていた。