よこみち珍道中 剣尾山編 第5話 そうして幸せな時は過ぎ去り

どうも、よこみちです。



仕事の空き時間に立ち寄った古着屋で、和柄の入ったジーンズを衝動買い。
若干腰骨の辺りがタイトだけど、我慢できなくはない程度。
カミさんの辛口ファッションチェックの餌食になることもなく、外食するってんで早速そのジーンズをはいて出かけたわけです。



まぁ、いつもの安い回転寿司なんですけどね。



寿司屋に近づくにつれて、イチヒメの機嫌が悪くなる。



「イチヒメもうここアキラメタ!」



あきらめた?



どうやら、もうここは飽きた、と言いたいらしい。
そうはいっても、もう目の前だし。



駐車場にいれても、まだぐずぐず言っていたので、カミさんもイヤになってきたみたいで。



「帰ろっか」



そうだね。



泣き喚くイチヒメ。



そうやって泣けば泣くほど自分の思い通りにならなくなる、てことに気付くまでが大変ですね。



家に帰って、カミさんの作ったうどんすきをイチヒメが一所懸命に褒めてました。



…媚びることは覚えたか。



さて、子供とはうってかわって全く進歩の見られない三十路男子、よこみちのお送りするぐだぐだ登山記、続きをどうぞ。






モチの転落事故も乗り越え、おしるこを啜るふたり。



ん〜、あまーい。



疲労回復にはもってこいやね。



さて、と。



もうぼちぼち行きますか、て気分になってたよこみちのとなりで、何やらごりごりいわせているmark-na。



ふわりと芳ばしい薫りが。



おお、忘れてた。



山、mark-na、ガスストーブと言えば、アレやないですか!



山コーヒー!



しかも何だかセクシーポーズ。




なんか定番みたいな扱いになってるけど、よこみちが飲むのは今回でまだ3回目。



でも、mark-naの探求の成果で、今回のはまさに脱帽モノ。
薫り、味、ともにしっかりしてるのに、苦みは強すぎず飲みやすい。
抽出の後に温めなおすのも重要なポイントみたいで。



冷たい風が吹き荒ぶなか、広大な風景を眺めながら啜る熱いコーヒー。



ごちそうさま。



なんかもう、山頂でできることをフルコースで味わって、もうオナカいっぱい。
まさに、満喫、て感じやね。



さて。



時間を確認すると、すでに2時を回っている。



おっといかん。



よこみちは4時ごろに保育所にお迎え行かなあかんねやった。



「結構ぎりぎりやから、急いで行くで」



すまんね。



予定では、今いる剣尾山山頂からとなりの横尾山山頂を通って、そっちから下っていくルート。



いやぁ、楽しかった。
写真の練習にもなったし。



今回は例の望遠レンズ一体型のカメラを持ってきたよこみち。
目的の半分くらいは撮影技術の向上だったので、何かあるたび立ち止まってはばしゃばしゃ撮ってた。
けっこう頑張ったつもりだけど、まだカメラの性能に頼りがちな写真ばっかり。
ホント言うと、一人で登って、気の済むまで写真を撮りまくりたいんだけど、ハイキングの能力もまだまだ心許ない。



まぁ、あまり欲張らず今回はこれくらいで。



山頂で見つけた霜柱(?)を撮ってると、



「たぶんそれが今日最後の写真やから」



はーい。



気分的には、
「もう今日はおしまい。あとは帰るだけ」
みたいになってたよこみち。



忘れてた。
家に帰るまでがハイキングだった。
油断していたよこみちに襲いかかる恐怖。



以下次号!