六甲山で靴馴らし

7月に富士登山を予定しているので、少しずつ装備を整えていたんだけど、まっとうな道具をいちから揃えようと思うと相当お金がかかるわけです。
で、命に関わらない範囲で出来るかぎり安上がりに、というコンセプトのもと集めた装備を、実際に使ってみよう(コンナソウビデダイジョウブカヨ)てことで、買ってからまだはいていない登山靴の馴らしも兼ねて、六甲山に行ってきました。






ルートは芦屋川のロックガーデンから六甲山山頂経由で有馬にぬけるコース。
定番というか、ごくごく一般的なハイキングコースなんだろうけど、初心者だけだとルートを間違えかねない複雑なとこなので、ズブのド素人よこみちは、同行のmark-naにオンブニダッコ状態。
体力的にもそこそこ標準的なレベルが要求される感じで、晴れてたら気持ち良く踏破できる距離なんだろうけど。



雨がぱらぱら降ってます。


いや、それで良いんです。
富士山では雨具が必須だから、あえて雨具の性能を知るために雨のなか強行軍を予定していたんだから。
てことでさっそく雨具の準備を。



ザックカバーの代用として透明のゴミ袋をザックにかぶせて。



んー、さすがに見た目キツイなぁ、とか思いつつ。
いや見た目じゃない、ザックが濡れなければそれで良いんだから、と自分に言い聞かせながら。



次はレインコートだ。
安さに負けて買った、半透明のビニールの雨ガッパ。
辛うじて上下は別だけど、明らかに緊急回避的な品質。
雨の日に自転車でバイト先に行く時に着る、そんな雨ガッパ。



がさがさ。



んー、暑い。



通気性ゼロだから、蒸れる蒸れる。
早くも若干後悔しはじめたものの、いまさら後には退けない。
なぁに、雨さえしのげれば何とかなるさ、と自分を励ましながら。



それがのちの悲劇につながるとは、この時点では誰一人として気付くものはいなかった(もっともこの時点、よこみちは一人だったのだが)



それにしても見た目がひどい。
さすがにこれで電車に乗るには悟りを開く必要があると判断した凡人、よこみちには、折りたたみ傘という余計な荷物が増えました。


ここでもうひとつ、よこみちが用意したひみつ道具を紹介しておこう。



ちゃらちゃちゃん♪
手作りキャメルバッグぅ!



袋状の水筒からチューブが出ていて、ザックを背負ったままでも水分補給が簡単なスグレモノ、キャメルバッグという道具があるんだけど、これがまた結構なお値段なわけです。
しかもチューブ部分の洗浄がむつかしく、へたこいたらすぐにカビが生えちゃうという困ったちゃん。
そこでよこみちはこう思ったわけです。



You! 作っちゃいなよ。



コーナンで細いホースを買い、ペットボトルの蓋にドリルで穴を空けて。
空気穴用のホースもつけて、機能的には完璧。



そう、機能的には。



さてさて、この後よこみちにふりかかる試練とは?
そして無事に有馬まで到達できたのか?



次回、最終話
『手作りキャメルバッグはホースの味』
乞うご期待!