越乃寒梅、再び

・前回までのあらすじ

カニスキを食べるため、よこみち家に集合した4人の男たち。
鍋の準備も終わり、今まさにカニスキが始まろうとしていた。
おもむろに一升瓶を取り出すよこみち。
そう、彼らにはもう一つの目的があった。
【越乃寒梅】
彼らの期待に満ちた眼差しを一身に受け、琥珀色の瓶の中で静かに光を湛える透明の液体。
歓声を尻目に、その封印を解くべく、ふたに手をかけるよこみち。
刹那、歓声が悲鳴へと変わった。
辺りに広がるアルコールの臭い。
どうやら瓶の底が割れかかっていたらしく、栓を抜いたとたんプッチンプリンのように底が抜けてしまった。
その場に居合わせた者たちは、ただ呆然と本日のもう一つの目的がカーペットに吸い込まれていく様子を見守るしかなかった。

え〜、その【越乃寒梅】ですが。
くださった方に、蔵元に問い合わせてもらった*1ところ、同じ物が届きました。


えぇ、【越乃寒梅】リターンマッチです。
対戦希望者は、テレパシーなどでお知らせ下さい。

*1:頂き物なので、自分で問い合わせるのもどうかな? と思ったため